検収について

写真撮影(イメージ)

購入代行では様々な商品を購入しますので、パングーが必ずしもその商品に詳しいとは限りません。よって商品の写真撮影を行いますので、依頼者様自身で検収をお願いいたします。

検収とは?

「検収」とは納品された商品が発注した通りの数量あるいは仕様で間違いないことを確かめた上でその商品を受け取ることです。検収が完了した時点で原則、品物を正式に受け取ったものとして扱われます。

法的に検収後に商品に瑕疵や問題があると発覚した場合、原則検収した側のミスと見なされます。たとえば、電子製品などでは動作するかどうかは一見しただけでは分からないなど、色々な事情があるので「原則」ではありますが、やはり一度検収すると不利なのは間違いありません。

パングーで商品の写真撮影を行いますので、依頼者様自身で写真を確認の上、直ちに問題が無いかどうかパングーにご連絡をお願いいたします。

検収すると不利だからと言って、商品を直ちに確認せず、連絡を遅らせたり、連絡しなかった場合、販売者の方で検収完了したとみなすことも法的に認められています。この期間については曖昧な部分がありますが、連絡が遅れれば遅れるほど不利です。

パングーでは様々な商品の購入を代行している関係上、一定の基準で検査するのは困難です。また全ての商品について詳しい商品知識を持ち合わせているとは限りません。よって別途承諾した場合を除き、原則パングーでは検収を行いません

「パングーで検収をしたと思ったから、私は写真をしっかりチェックしなかった(だから問題があったらパングーが責任を取るだろう)」という誤解を防ぐためにもパングーでは別途承諾した場合を除き、一切検品を行わないこととさせていただきます。

日本に商品が到着してから問題が分かった場合

まずは問題が分かった時点で直ちにパングーにご連絡をお願いいたします。早ければ早いほど解決できる可能性が高くなります。なぜなら以下のように商品を一見しても分からない瑕疵や問題があることもあり、法的には一応そういった場合の救済措置はあるからです。

  • 電子製品の場合、外観上、問題はなかったが、実際使ってみると動作しなかった。
  • DVDやCDの場合、外観上は問題なかったが、再生できなかった。
  • 商品名が数文字違っていたが見落としてしまった。

しかし、それが適用されるにはいくつかの課題があります。

  • 先ほどの例でいうと「商品名が数文字違っていたが見落としてしまった」場合など、「一見すると分からない」瑕疵や問題かどうかで販売者と見解が異なってくる場合があります。
  • 出荷後、一定期間経過した場合、瑕疵や問題があっても受け付けないという販売者も多いです。「一定期間」が2~3日というのはさすがに法的に無理な規定なことは販売者もわかっているようで交渉に応じることは多いですが、これが1週間、数週間、1か月・・・と延びてくるとやはり販売者に返品や交換を拒絶されてもそれは無茶とは言えません。
  • 元々不良品だったのか、日本への送付中に(破損・傷などで)不良品になったか、よくわからない場合もこれは販売者との交渉は難しくなることが多いです。

今までの経験からすると、台湾の販売者の多くはそれなりに親切で、日本に到着してからであっても販売者から商品が出荷されて1~2週間であれば、返品や交換に応じてくれる販売者がほとんどでした(少数ながら断る販売者もいました)。

特に船便の場合は日本に届いたころには1か月、場合によってはそれ以上経過していることが多く、商品に問題があっても販売者に対応を求めるのは非常に難しくなります。

しかし台湾の販売者が返品や交換に応じたとしても、販売者からみると商品はパングー台北オフィスに出荷しています。そこから日本に転送されていることは販売者には無関係です。よって仮に販売者に問題があったとしても販売者の責任は以下のどちらかで完了になります。

  • 返品を受け付け、商品代金+全額返金+返品にかかる台湾国内送料の補償
  • 商品の交換をパングー台北オフィスにて行う

つまり返品にせよ、交換にせよ、日本から台湾への送料を販売者が負担する義務はありません。また商品を日本に留めたまま、返金や良品の送付の要求を行っても、これも販売者には対応する義務はありません。よって商品代金と比べて日台間の送料が高い場合は返品や交換を諦めた方が良いということになります。

自衛策が重要

よって以下の自衛策が重要になってきます。

  • 商品が台湾にある間に写真をしっかり見てチェックをすること。
  • もし上記で不十分な場合は後述する「追加チェック作業」を必ず依頼すること。
  • 台湾で完全なチェックが難しいもの、万一問題があった場合、依頼者自身にとって損害が大きなものは購入代行を依頼せず、日本国内の正規代理店などから購入すること。

特に日本国内でも販売者がいて購入できるにもかかわらず、価格の安さだけで台湾からの購入を考えている場合は慎重に検討をお願いします。リスク無しの取引はありません

日本で買う場合は気楽に返品や交換ができるかもしれません。でもそれは日本の販売者など依頼者以外の方がそのリスクを負担しているのです。

日本の販売者は輸入時に不良品があった場合の対応、関税や輸入消費税、検品、日本の倉庫での保管、返品・交換・修理などの購入後の対応など、様々なコストを負担しています。よってどうしても値段が高めになります。

購入代行の場合はそういったコストが削られる分、一見割安に見えますが、それらのリスクを依頼者自身で引き受けることになります。

写真撮影・報告

複数種類の商品を購入された場合は、全ての商品が届いてからではなく、各商品の到着毎に毎回外箱(段ボール)開封・写真撮影・報告を行っています。

色々な商品が届くため、撮影角度は担当者お任せになりますが、出来るだけ商品状態を把握しやすいような写真撮影を心がけています。写真は拡大して細部を確認できるよう、縮小していないため、クラウドに保管し、メールでリンクをお送りしています。

せっかくの商品なのに他人に触られるのは嫌だと思われる依頼者もいらっしゃると思うので、パングーとしてはあくまでも商品が確認できる最小限の開封で済ませるのが基本です。例えば、商品の化粧箱などについてはもしテープなどで封印されている場合は開封は行いません。

なお、開封・撮影は1種類の商品で15分程度で終了できる範囲とさせていただきます。それ以上のチェックは下記の「追加チェック作業」をご依頼ください。

追加チェック作業

写真だけでは不十分な場合は、速やかに「追加チェック作業」を依頼してください。追加チェック作業では例えば以下のようなことが可能です。

  • 写真を追加撮影
  • 箱を開封して内容物を写真撮影
  • 電源を接続して動作する様子を動画で撮影

追加チェック作業は原則有料になります。また追加チェック作業に当たって工具や資材の購入が必要な場合は実費を頂きます。お申し出の際に具体的な作業内容をお知らせください。別途見積をいたします。

詳細はこちらをご確認ください。

台湾購入代行の醍醐味

再度になりますが、注意書きを読めない方、リスクを負いたくない方など、日本並みのサービスレベルを求める依頼者の方は日本で購入される方が無難です。同じ商品でも高くなるかもしれませんが、サービスレベル向上の分、高くなるのは当然です。

しかし台湾ではネットでの取引が大変盛んで、台湾の愛好家から希少な物が安く出展されるなど、台湾のECサイトで掘り出し物を見つける場合もたくさんあります。こういったものを買えるのが台湾購入代行の醍醐味です。

パングーでは上に書いた状況や考え方に納得していただけるような日本の依頼者の方のために、欲しいものを入手できるよう、頑張ってサポートしたいと考えています。こういったパングーの中の人の思いや考えをご理解いただけると大変うれしいです。よろしくお願いいたします。