台湾アガベ株のサイズ

10g & 7g / AGAVE POTATORUM

購入の際に葉の枚数などから重量やサイズを推測できるよう、実際にパングーで取り扱ったアガベ株を写真付きでお見せします。また同じく重量やサイズの推測に役立てるために台湾でのアガベ鉢サイズや成長段階の表記などもまとめています。

なぜアガベ株のサイズが重要か?

アガベ株が大きくなってくると、植物検疫検査不合格のリスクと、運送時のリスクが高まります。また検査前の消毒も時間がかかりますし、植物検疫検査不合格になった場合は何度も検疫所に行く手間暇もかかります。

よってパングーではアガベ株が大きいほど手数料を高くしています。小さめの株を選択すると手数料もお得になります。

植物検疫検査不合格のリスク

アガベ株が大きくなると、消毒しても農薬が届かず、害虫が隠れられる「隙間」が出現しやすいので、植物検疫検査時に害虫が見つかって不合格になる可能性が高まります。

特に台湾の販売者がこまめに消毒を行っておらず、「カイガラムシ」という害虫が隙間に入り込んでしまい、成虫になってしまうと、体が殻や蝋で覆われ、殺虫剤などの薬剤が浸透しにくくなってしまい、駆除が困難になります。

よって今まで購入したことのない販売者から大型の・高価な株を購入するのは極めてリスクが高い行為になります。まず小型の・安価な株を買って品質を確認してから、徐々に大きな株や高価な株を買うなどの自衛策をとりましょう。

検査不合格だった場合、パングーで消毒を行って、3~7日後に再度検査を受けますが、こうやって日数が経過すると最初から状態が悪い株の場合は、この間に株の状態が悪化するリスクがあります。

最悪は台湾から輸出できず、アガベ株を破棄しなくてはならない可能性があります。今までそうなったことはありませんが、可能性はゼロではありません。

台湾の販売者・出品者は台湾国内に向け出荷した時点で取引完了となるため、万一購入代行した株が植物輸出検疫で不合格が続き、最悪輸出できず、アガベ株を破棄した場合でも、販売者・出品者に交換や返金を求めることは困難です。

運送時のリスク

アガベ株が大きくなると、葉やトゲが伸びるためちょっとした衝撃で折れやすくなります。またアガベ株自身の重量が重くなるため、運送時の衝撃や箱の傾きで重量が葉やトゲに掛かってダメージを与える可能性も高くなります。

育てる時間を節約してすぐに美しいアガベを観賞するために大きな株を選ばれる方が多いと思いますが、運送時のリスクを考慮すると台湾からの購入はお勧めできません。

トゲの折れや多少の葉の傷などでは交換や返品を受け付けない販売者がほとんどです。また運送業者もトゲの折れや多少の葉の傷などでは補償はしてくれない場合がほとんどです。

日本の販売者からアガベ株を買うと価格が高いことが多いかもしれません。しかし上述の輸入時のリスクを負担したり、そういったリスクを避けるために日本で時間をかけて育てたりしていることを考えると価格が高くても合理的です。

台湾アガベ株見本(重量別)

0.01kg(10g)以下の株

親株から出てきた子株(中国語で「側芽」)を分けたばかりのものが多いです。中国語で「側芽」と書いてある場合はこのくらいの大きさが多いです。

8g & 7g / AGAVE TITANOTA
8g & 7g / AGAVE TITANOTA
10g & 7g / AGAVE POTATORUM
10g & 7g / AGAVE POTATORUM

0.02kg(20g)以下の株

子株から少し育った段階のものが多いです。

15g / AGAVE TITANOTA
15g / AGAVE TITANOTA

0.04kg(40g)以下の株

親株から受け継いだ特徴が出始めてくる時期です。

33g / AGAVE TITANOTA
33g / AGAVE TITANOTA

0.06kg(60g)以下の株

小さいながらも親株に近い個性が備わり、購入後そのまま鑑賞できるくらいになってきました。

57g / AGAVE TITANOTA
57g / AGAVE TITANOTA

0.10kg(100g)以下の株

さらに成長した株です。葉の枚数や厚みも増え、購入後すぐに鑑賞できます。

90g / AGAVE TITANOTA
90g / AGAVE TITANOTA

0.20kg(200g)以下の株

葉もトゲも出そろい、見ごたえの株に成長しています。

193g / AGAVE TITANOTA
193g / AGAVE TITANOTA

台湾でのアガベ鉢のサイズ表記

アガベが成長すると幅や奥行きだけでなく、高さも高くなっていくので、鉢の大きさとアガベ株の重量は必ずしも比例しませんが、鉢の大きさが分かると株が大型か小型かくらいは分かりますので、覚えておくとある程度参考になります。

台湾では日本の尺貫法の「寸(1寸≒3cm)」でアガベ鉢のサイズ表記をすることが多いです。また中国語で鉢は「盆」と記載します。

よって「3寸盆」は約9cm、「4寸盆」は約12cm、「5寸盆」は約15cm、「6寸盆」は約18cm、「7寸盆」は約21cmの鉢となるわけです。

台湾でのアガベ株の成長段階表記

台湾ではアガベ株の成長段階として以下の用語を使うことがあります。

  • 側芽:親株から出てきた子株
  • 成株:完全に成長したもの
  • 亞成株:側芽から成長しているが、まだ「成株」に至っていないもの

ただこれらの用語は人により使い方が違うので注意が必要です。

例えばアガベで良く取引される「AGAVE TITANOTA」は成長すると最大高さ60cm・直径90cmに達するとされています。どのくらいの大きさが「側芽」、「亞成株」、「成株」かは販売者によってかなり定義が異なります。

やはり商品説明をしっかり見てサイズを推測する必要があります。

アガベ株は生き物、サイズへの余りに厳しいこだわりはNG

以上、パングーに台湾アガベ株の購入代行を依頼する場合は、小さめの株を選んだ方が良いという話をしたのですが、以下の様な販売者の方が嫌がるような無茶な要求はくれぐれもしないでください。

  • 販売者は出荷直前に鉢から株を抜きます。よって買う前に重量を質問しても答えようがありません。
  • 「○○cm以下じゃないと買わない」の様な厳密な要求もやめましょう。そもそも工業製品ではないのできっちり定規を押し付けて計測できるわけではありません。またアガベ株は日々成長するので、取引サイトに出品した直後より大きくなることがあります。

あくまで相対的に大きい株より小さい株を選んだ方がリスクが低いという話です。そもそも○g以上がリスクが高い、○g以下が安心という、明確な一線があるわけではありません。また販売者によっては大きい株でもきれいに育てている場合もあります。

繰り返しになりますが、今まで購入したことのない販売者から購入する場合は、まず小型の・安価な株を買って品質を確認してから、徐々に大きな株や高価な株を買うなどの自衛策をとりましょう。